access counter





難関校



実技

学力
均衡




学力重視







映像/先端芸術
/情報メディア系

 国公立の美大・芸大はほぼこの部類に入ります。但し、芸術学や建築は私立大も含めこの分野の性質上、学力重視の分類に入ります。絵画・彫刻・デザイン・工芸系はセンター試験の点数より実技の成績が合否を左右します。事実、合否調査の資料からは、知名度の高い大学の合格者はセンター試験の点数が高得点から低い点数まで分散していて、学力だけでは計れないことを示しています。
 私立大は、実技試験の傾向から便宜上関東系と関西系に分類され、中でも関東系の武蔵美、多摩美、東京造形、女子美が、関西系では京都精華、京都造形、大阪芸大などが実技難関校と言えるでしょう。とはいえ、分野・専攻によって、あるいはまた関西系では試験形態(推薦・一般一次・二次など)によって難易度も変わります。なお、学科試験は国・英の2教科が一般的で、最終的に実技と学科の総合点となる場合も多く、上記の国公立よりむしろ学科対策を必要とします。
 いずれにせよ、実技難関校への入試対策としては実技試験への対応が不可欠となります。
 一方、前述の芸術学・建築と、国立総合大の教育系及び工学系のデザインなどは学力重視となります。従って、まず学力に重点を置いた入試対策が肝要でしょう。その上で、実技試験対策として早い時期から少しずつ描くこと・造ることの基本を身につけて行くべきでしょう。例えば描写力にせよ、入試直前になって実技対策に取り組む人の中で、容易に対応できる人もいますが、指導を受けて理屈は理解できても表現がおぼつかない人がいます。表現分野はおおむね体験の積み重ねで理屈が分かり、その結果、上達することが多く、その意味でも早期に始め表現力アップまでの期間をとるべきでしょう。

 全体的に見れば最近の動向として、競争率は低下傾向にあります。基礎的な描写力で充分足りるところもあります。しかし一方で高倍率のところもあるのが実情です。実技試験の内容・傾向も一律ではなく大学・専攻毎に変わります。視覚表現という意味においては共通するところもあり、造形力と構成力を基本に志望校・専攻に沿った応用力を培っておくことが実技対策として必要でしょう。

 他に、最近の動向では、東京芸大の先端芸術表現科をはじめ、映像、情報メディア系の専攻が脚光を浴びてきています。実技対策としては自己の日常生活や社会の出来事から、伝えたい情報や発信すべき内容を探し、蓄積していくべきでしょう。そうすることで課題に対する個人の意見や提案が独創性を帯び的確になります。描写の巧さはさておき、その内容を他者に伝えられるまでの表現力は必要でしょう。

対応する科・クラス

●昼間部
絵画科
デザイン・工芸科


●夜間部
絵画科
デザイン・工芸科





基礎科
週3クラス







基礎科
週2クラス







基礎科
土曜クラス















志望校に応じて