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 美術作品は、想像と創造の行為から得られた結果であると言えるでしょう。
それは年齢や経験の違いによって異なる結果を生みますが、自分の思いのた
けが実現できた度合いを、自分自身で納得することが大切だと思います。先
ず、基礎を習得した後に立派な作品が出来るというより、初心から最高を望
むべきでしょう。そうして、結果としての作品の中に基盤としての基礎を、
固めていくべきだと考えます。
 基礎科には高校1、2年生を主な対象として3つのクラスがあります。基本
的なモノの見方・描き方を学びながら、広い視野で美術を捉える。美大入試
の早期対策のみならず、将来、美術にいかに関わるのか、自分の情熱を確か
めながら起きてくる問いに立ち向かう、そんな姿勢を育みたいと考えます。
写実的描写のデッサンを軸にした様々な課題制作を通じて、浮かび上がる疑
問や問題点に対処していくうちに、美術の専門分野への基礎固めが出来るで
しょう。また、そのことは、今後の方向性を見極める上でも大切な資源とな
るはずです。
 この科の各クラスは日数、曜日、時間帯がそれぞれ異なります。美術の基礎
を習得する意味では各クラスとも共通ですが、内容に若干の違いがあります。
詳しくは、それぞれのクラス案内ページでお確かめ下さい。なお、学科重視の
大学及び専攻を受験する場合や、昼・夜間の毎日は難しいといった場合の
受験生は、この科での実技対策をお勧めします。