パネル布貼りの手順

 

用意するもの   市販のパネル(表面と側面にサンドペーパーをかけておく)

           膠水(膠1容量+水1容量)を湯煎したもの

           白亜地塗料(亜鉛華1+チタニウム白1+胡粉2+膠水2+水4)

           刷毛 ヘラ ハサミ パネルよりやや大きめの木綿布

 

 

 

パネルの上面と側面に膠を塗っておきます。これを、「下膠を塗る」といいます。

 

下膠が乾いてからもう一度パネルの上面と側面に膠を塗り、すぐに布を被せ、上から再び膠を塗ります。布はパネルの側面にも貼りますから、パネルからはみ出た部分にも膠を塗っておきましょう。

 

ヘラを使って布をパネルにぴったりと定着させます。布とパネルの間に空気が入らないように、ヘラで丹念に余分な膠を掻き出していきましょう。パネルの側面にも布をしっかりと貼りつけてください。

 

膠がある程度乾いてから(1時間くらいおいて)パネルの四隅の部分のはみ出している布を切り取ります。

 

パネルを裏返して、四隅の部分の布の端を45度に切り取ります。

 

裏側の布を、パネルの桟にそって膠で貼り付けます。

このときも、ヘラを使って丹念に布を定着させること。

 

膠が完全に乾いてから(できれば1日おく)白亜地塗料を表側に刷毛を使って塗ります。

 

塗料が乾かないうちに指を使って布の目に刷り込みます。

1度目で塗料が布の目に入り込まない場合、2度目以降も指で刷り込んでいきましょう。

 

4回ほど塗り重ね、1日置いて完全に塗料が乾いてから、目の細かいサンドペーパーをしっかりかけて、表面を滑らかにします。